このサービスは、2014年12月に開始したトライアルサービスを通して得たユーザーのニーズなどを踏まえ、次のような機能拡充を行ったという。
(1) シングルサインオン対応業務アプリケーションの大幅拡充:Microsoft Office 365、Salesforce、Box、GoogleAppsなど、1,600を超えるSaaSに対応
(2) 認証方式の追加:TOTP認証、機体認証、Active Directoryと連携した統合Windows認証、標準リスクベース認証のリスク判定要素を追加
「ID Federation」の主な特徴は次のとおり。
(1) 1,600を超えるSaaSや、既存のオンプレミスシステムへシングルサインオンが可能
NTT Comが提供するSaaSに加え、Microsoft Office365、Salesforce、Box、GoogleAppsなどのさまざまなSaaS、さらにオンプレミス環境や各種IaaSサービス上の業務アプリケーションなどにもシームレスにシングルサインオンが可能。1,600を超えるSaaSとの接続実績があるPing Identity社の技術を一部に採用することで、豊富なSaaSへの対応を実現。
(2) 豊富で強固な認証機能のラインアップ
リスクベース認証を標準機能として提供するほか、機体認証、TOTP認証、スワイプ認証、Active Directoryと連携した統合Windows認証などのさまざまな認証メニューオプションを装備。このため、セキュリティポリシーに応じた認証の仕組みを実現。
(3) 多くの企業に採用されているActive Directoryと連携可能
Active Directoryと連携したシングルサインオンが可能。社員など業務アプリケーションの利用者が、自社のActive Directoryにて認証済みの端末から利用する場合、追加で認証することなく各業務アプリケーションにサインオン。
(4) IDの一元管理により運用コストを削減
従来、業務アプリケーションごとに管理していたIDやアクセスログ情報を一括管理。管理者は、利用者ごとに業務アプリケーションへのアクセス制御を行うこともでき、運用管理にかかるコストの削減を実現。