このソリューションは、日立システムズグループの仮想デスクトップソリューションの1つとして、日立システムズエンジニアリングサービスが新たに提供するもので、日立システムズや日立システムズの地域グループ会社と連携して販売するという。
仮想デスクトップ環境においては、一般的にUSBデバイスの利用を禁止し、別途、USBデバイス用の物理クライアントPCを用意して並行運用しているケースが多く、セキュリティ強化や業務効率向上の妨げとなっているという。
このソリューションにより、仮想デスクトップ環境においてUSBデバイスを利用する際の接続制限やアクセス管理、証跡管理を、より厳格にできるという。
このソリューションは、TCSIのシンクライアント用仮想USBデバイス統合管理ソフトである「VUMS」を用い、仮想デスクトップ環境下の端末に接続するUSBデバイスを管理するという。
たとえば、USBメモリやスキャナー、プリンター、ICカードリーダー、デジタルカメラなどのUSBデバイスについて、予め許可・登録したデバイスのみ利用可能にすることで、不正なUSBデバイスの接続を防止する。
また、ユーザー別、ユーザーグループ別のきめ細かなアクセス制御や、詳細な証跡管理を行えるため、不正なファイル操作などを抑止できるという。なお、USBデバイスの利用にあたって必要になるドライバ(プログラム)についても、端末ごとではなく、サーバー側で一元管理できる仕組みとなっているため、新しいデバイスの利用登録やユーザー権限の付与なども効率的に行える。
このソリューションを利用することにより、端末環境を仮想デスクトップ端末に一元化でき、セキュリティの向上と業務効率向上の両立を実現できるとしている。
「仮想デスクトップUSBデバイス統合管理ソリューション」には、「導入支援サービス」「構築支援サービス」「運用支援サービス(リモート保守)」がラインアップされており、それぞれのフェースで顧客の要件にあったソリューションを展開する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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