「SAP S/4HANA」は、インメモリープラットフォーム「SAP HANA」専用に開発されたもので、膨大な経営データの高速処理・分析を可能としており、現在、会計機能(SAP Simple Finance)が提供されている。
新製品は、複数国の経営データの統合管理を可能とすることで、グローバルな経営状況のリアルタイムかつ柔軟な把握・分析を実現するという。
また、アジア・米州を中心とした各国の税制・商習慣への対応などにより、「SAP S/4HANA」の導入期間を最大で2分の1に短縮可能にするとしている。
新製品の主な特徴は次のとおり。
1. グローバルな経営状況のリアルタイムかつ柔軟な把握・分析を実現
複数国における販売・生産・会計などの経営データの統合管理(グローバルワンインスタンス)が可能。また、親しみやすいユーザエクスペリエンスを提供する「SAP Fiori」を活用し、直感的な操作による多様な切り口での分析や、経営状況を一目で把握するための数値データのビジュアル化などが可能なユーザインタフェースを採用。
2. 各国の税制・商習慣への対応などにより、短期間での導入が可能
アジア・米州を中心に日本企業が多数進出する15か国・地域の税制および商習慣に対応。また、自動車部品業、組立製造業、プロセス業向けの標準業務プロセスを備えるとともに、NEC自身の「SAP ERP」による基幹システム全面刷新のノウハウを基にしたグローバル導入・展開方法論を提供。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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