「Informatica 10」は、クラウドとオンプレミスのハイブリッドIT環境において、ほぼいかなる速度でも大量のデータを配信できるよう設計されているという。
「Informatica 10」は、性能、柔軟性、操作性、ガバナンス、生産性を「Informatica PowerCenter」「Informatica Data Quality」「Informatica Data Integration Hub」という3つのコアコンポーネントで提供される。これらは、2015年第4四半期に提供を予定されている。
3つのコアコンポーネントの概要は次のとおり。
■「PowerCenter」:エンドツーエンドの俊敏なデータ統合を推進
・データソースに対する比類ない可視性:データリネージ(データの系統図)生成性能が「Informatica Metadata Manager 9.6」から最大50倍向上。
・最新のデータウェアハウス向けの最速データ統合:Oracle Exadata、Oracle SuperCluster、SAP HANA、HP Verticaのデータ採集を最大5倍高速化。
・IT部門とビジネス部門の連携強化:データディスカバリーおよびデータプロファイリングのための新しい可視化機能により、ビジネス分析におけるデータの理解を向上。
・新機能の無償で提供でIT部門がデータ統合に期待できるメリットを再定義:100ユーザ分までアナリストツール/リレーショナル、バッチ、JDBC、ODBCデータソースのコネクター/リアルタイムエンジン
■「Data Quality」:総体的なデータガバナンスを促進
・データ品質コラボレーションの改善:強化されたBusiness Rule Builderにより、ビジネスアナリストやデータ担当者のデータ品質プロセスへの参画を促進。
・データプロファイル変更に対する可視性の向上:過去のデータプロファイルの比較により、データプロファイル全体における変更分析を簡素化。
・最新のデータウェアハウスに対応する最高速の品質:Oracle Exadata、Oracle SuperCluster、SAP HANA、HP Verticaのデータクレンジングを最大5倍高速化。
■「Data Integration Hub」:Pub-Sub-Hubのデータ統合を推進
・データレイク向けHadoopのペタバイト規模の自動データストレージに対応。
・ウィザードやウェブベースの管理コンソールによるビッグデータ、クラウド、オンプレミスのPowerCenterワークフローのオーケストレーションにより、比類ない俊敏性、効率、使いやすさを最新のハブベースアーキテクチャーで実現。
・クラウドおよびオンプレミス全体のハイブリッドデータフローを管理し、Informatica CloudおよびPowerCenterでデータパイプライン、ワークフロー、可視性を提供。
・企業ファイアーウォールを超えたセキュアなデータのパブリッシュ/サブスクライブ により遠隔拠点を接続。