「Elasticsearch」は、ドキュメント、マシンデータ、位置情報から動画まで、リアルタイムに大量のデータ検索と解析が可能なオープンソースのソフトウェア。IT機器のログ分析によるサイバーセキュリティ対策、動画や画像の検索、Webサイトのアクセスログ解析など、さまざまな用途のビッグデータ解析基盤として世界で5,000万件以上がダウンロードされており、スタートアップ企業から大手通信会社まで多くの企業で稼働実績があるという。
「Elasticsearch」は、冗長構成を前提とした拡張可能なアーキテクチャで設計されており、データ容量の増加に応じてインフラ拡張を行うことが可能なため、データの増加量などを加味した要件定義が難しいとされるビッグデータ解析システムのインフラ投資を最適化できる。オープンソース製品であるため、大規模であってもコストを抑えたシステム構築が可能だとしている。
ログ収集・転送ツール「Logstash」や軽量のデータシッパー「Beats」、データ可視化ツール「Kibana」などの独自のプラグインも提供され、直感的な操作が可能なダッシュボードが利用できる。これらは「Elasticスタック」として、すべてオープンソースで提供されるほか、「x-pack」と呼ばれる拡張プラグインを利用することにより、セキュリティ、アラート、監視、グラフなどの企業での利用に不可欠な機能も実現する。
CTCでは、自社の総合検証センター内にビッグデータ専門の検証環境を保有しており、分散コンピューティングを含めた拡張可能なシステム構築にも多くの経験とノウハウがあり、Elasticスタックによるシステム構築を導入から保守サポートまで一括してサービス提供するという。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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