「Perimeter」は、SharePointで管理しているドキュメントのセキュアな外部共有や、内部ユーザーからのモバイルアクセスのセキュリティ向上などを通じて、SharePointの持つコラボレーション機能をさらに強化するツール。
今回、日本で発売となるバージョンは、SharePointオンプレミス版の最新版であるSharePoint 2016に対応し、ハイブリッドクラウド環境/Office 365での情報共有をさらに安全・便利に実行することを可能にするという。
最新版の新機能は次のとおり。
・Microsoft Officeドキュメントモバイル編集機能を強化:iPadおよびAndroidタブレットで、Officeドキュメントの編集を実行することが可能になった。共有を受けたドキュメントは、デスクトップで編集を実行する際と同様に、Office Webアプリを使用してブラウザー上で編集することが可能。
・外部ユーザー向けパスワードポリシー:外部のエンドユーザーに対するパスワード要求機能を実装。「パスワードの最小字数」「パスワードの有効期限」などの項目を設定してパスワードの強度を向上させ、外部共有をさらに安全に実行することが可能になった。
・ユーザー/グループ別の外部共有コントロール:ユーザー・Active Directory (AD) グループ・SharePointグループに対してルールを設定し、各ユーザー・グループが外部ユーザーに対して付与できる権限を制限することが可能になった。付与できる権限を 「閲覧のみ」「編集可能」など、グループの性質や必要性に応じて設定することで、操作ミス等による情報漏えいを未然に防止。
・メタデータに基づく外部共有コントロール:ファイル名・タイプ等のドキュメントプロパティ別に外部共有状態を設定・制限することが可能になった。Perimeterを使用可能にしたライブラリで、外部共有の可・不可を決定するルールを設定することにより、社内SharePoint環境内からの「うっかりミス」による機密情報の不適切な共有を防止することが可能になった。