「Microsoft Teams」は、昨年の11月にプレビュー版が提供され、全世界で5万社以上が使用を開始しているという。プレビュー版の提供開始から、100以上の新機能が「Microsoft Teams」に追加された。これらの機能には、スケジューリング機能を備えた会議体験の強化、モバイルによる音声通話、メール統合、そして、セキュリティとコンプライアンスの新機能が含まれる。
そして、画面読み上げ機能、高コントラスト画面、キーボードのみによるナビゲーションなど、新たなユーザー補助機能も提供された。ゲストによるアクセス機能、Outlookとの統合強化、開発者プラットフォームの強化は今年中に提供される予定になっている。
「Microsoft Teams」は、チームで働くすべての人々に、チームが必要とするさまざなツールと共に、コンテンツを共有しながら、チャットや音声、映像を含む会話ができる環境を提供する。慣れ親しんだOfficeアプリケーションに完全に統合され、またOffice 365の、グローバルで安全なクラウド基盤によりサービス提供される。「Microsoft Teams」には、次の4つの特徴がある。
・今日のチーム向けのチャット:チーム単位の人々を結びつける、スレッド化された履歴付きのチャット機能を提供。チーム単位のチャットをベースにした会話は、1対1のプライベートなものからチーム全体に向けたものにも対応する。またユーザーは自分に関係する複数のチームにアクセスすることができ、すばやく切り替えることができる。
・チームワークを実現するハブ:日常的に使われているOfficeアプリケーション(WordやExcel、PowerPointにSharePoint、OneNoteにPower BI)は、すべて「Microsoft Teams」の中に組み込まれていて、ユーザーは必要とする情報やツールをすぐにいつでも用いることができる。
・チームに合わせてカスタマイズ:タブやコネクタ、ボットなどにより、チームのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズを行うことができる。サードパーティー製のアプリケーションも、Microsoft PlannerやVisual Studioのサービスと同様に扱われる。SAPやTwitter、YouTubeやGoogleアナリティクスなど、150以上のサービスとのインテグレーションが実現、もしくは予定されている。
・チームが信頼できるセキュリティ:膨大な規模かつ企業グレードで、高度なセキュリティとコンプライアンスの各要件に応える、Office 365のクラウド基盤により提供されるサービス。「Microsoft Teams」は、SOC 1、SOC 2、EU Model Clauses、ISO27001やHIPAAなど、世界標準のセキュリティ、コンプライアンス基準を満たす。