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NEC、ファイル暗号化サービス「ActSecureクラウドセキュアファイルサービス」をSaaSで提供

 このサービスの最大の特徴は、50万アカウント以上の導入実績を持ち、NECグループでも利用中の機密情報保護ソフトウェア「InfoCage FileShell」をクラウドサービスとして、1アカウントあたり月額1,000円から提供することにある。

 これにより、利用コストを低く抑えつつ、従来よりも短期間で利用が開始できる。機能としては、ローカルディスクやファイルサーバに格納されたファイルを自動で暗号化できるほか、Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)やAdobe Readerなどの主要アプリケーションをはじめ、個別に利用したいアプリケーションのファイルも暗号化できる。

サービスの動作イメージ  

 「ActSecureクラウドセキュアファイルサービス」の特徴は次のとおり。

 1. オンプレミスで実績のあるファイル保護機能を低価格で提供

 機密情報保護ソフトウェア「InfoCage FileShell」とほぼ同等の機能を、クラウドサービスで提供。ローカルディスクやファイルサーバに格納されたファイルを自動的に暗号化したり、自動的に暗号化されない共通サーバなどに格納されたファイルも、個別に暗号化できる。また、自動的に暗号化されるフォルダを100個以上指定できるなど、暗号化ポリシーは管理者が一括で指定できる。

 2. 手軽に導入可能なクラウドサービス

 NECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」上に構築したファイルの保護管理を行う管理サーバやデータベースサーバに加え、利用者情報を管理する認証サーバMicrosoft Azure Information Protection(AIP)を組み合わせることにより、ファイル保護機能をクラウドサービスとして提供。管理サーバやデータベースサーバとあわせて、AIPもNECが一括で提供するため、各種契約の手間もかからない。

 3. 普段どおりの操作性と幅広いアプリケーションが利用可能

 暗号化されたファイルは、利用する際にパスワード入力が不要で、暗号化を解除することなくそのまま編集や閲覧ができ、オフライン時も利用可能。さらに、暗号化されたファイルの拡張子はそのままで、アイコンに鍵マークがつくだけのため、暗号化前と同様にファイルの種別もわかりやすく、特別に暗号化を意識することなく操作できる。なお、暗号化したファイルは、Microsoft Officeなどをはじめ、個別に設定したアプリケーションで利用することが可能。

 なお、クラウド(SaaS)型のセキュリティ対策サービスの拡充として、「ActSecureクラウドDDoS対策サービス」も4月1日から販売を開始する。

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