NHNテコラスは、NSHC社が保有する高度な情報セキュリティトレーニングプログラムを「TECHORUS SECURITY ACADEMY」として日本国内で展開、6月からサービスの提供を開始する。
NHNテコラスは、2015年3月にセキュリティ事業を立ち上げ、2016年6月には「TECHORUS SECURITY」ブランドで新たにマネージドセキュリティ市場に参入した。このたびの「TECHORUS SECURITY ACADEMY」の提供開始により、同社はこれまで展開してきたセキュリティ製品の販売やコンサルティング、脆弱性診断サービス、マネージドセキュリティサービス(MSS)などの運用サービスに加えて、新たにセキュリティ分野における教育サービスを展開することになる。
NHNテコラスがNSHC社の協業のもとに、「TECHORUS SECURITY ACADEMY」としてラインナップするトレーニングプログラムは次の3つになる。
・【上級】Webペネトレーショントレーニング:WebアプリケーションやWebセキュリティについて、Webペネトレーションテスティングの分野において豊富な経験を持つトレーナーにより、座学での講義だけでなく、ハンズオンによる実践的な演習を実施。
・【上級】マルウェア分析トレーニング:PCとモバイル端末に対するマルウェアの攻撃メカニズムを分析するための高度な技術、関連するフォレンジックやリバースエンジニアリングなどの技術を用いた分析手法についてハンズオン形式で解説。
・ICS/SCADA セキュリティトレーニング:発電所、工場、輸送機関等を含む、産業用制御システム(ICS)および監視制御システム(SCADA)を対象として、ICS/SCADAのアーキテクチャからSCADAシステムの安全性についての注意喚起および実際エアーギャップ(閉鎖網)状態で行われる攻撃手法を紹介。
2017年6月から開始を予定しているトレーニングプログラムは、初回として「Webペネトレーショントレーニング」と「マルウェア分析トレーニング」の2種類になる。