世界中、数千の事業体で採用実績がある「Oracle Analytics Cloud」は、直近の1年で採用数が3倍に増加したという。また、約75%のユーザーはオラクルのアナリティクス・サービスを初めて採用し、エンタープライズのアナリティクス機能を中堅・中小企業が利用できるようになり、また大手企業においては、アナリティクス基盤を刷新するなど「Oracle Analytics Cloud」の用途は広範にわたっている。
「Oracle Analytics Cloud」の一部として、今回新たに提供開始する「Oracle Essbase Cloud」は、エンタープライズの顧客を対象に、クラウド向けに新たに設計された分析エンジンとして優れた性能を備えているという。オンプレミスの「Oracle Essbase」ベースで構築したアプリケーションもクラウドへ簡単に移行できる。
「Oracle Essbase Cloud」を活用することで、PSI(製販在計画)や原価管理などの複雑な予算実績管理から、セルフサービスでの分析レポートまでクラウドで一元管理することが可能になる。国内において、オンプレミスの「Oracle Essbase」を利用する企業が、クラウドでも採用することが決まっているという。
また、新しい「Oracle Analytics Cloud Day by Day」は、機械学習機能に基づき、最新のビジネス情報や個々にカスタマイズした統計・分析データをモバイル・デバイス上に自動で表示させることができる。これらの情報やデータを直感的に表示させるモバイル専用アプリ「Oracle Analytics Cloud Synopsis」も、iOS端末およびAndroid端末向けに配信している。
例えば、スマートフォンやタブレット端末を利用する営業担当者や経営者が外出先で、売上や販売、在庫などの数値項目と、製品別、エリア別などカテゴリごとに音声アシストで入力することにより、インタラクティブに必要な情報を瞬時に得ることが可能だという。
■「Oracle Analytics Cloud」に含まれるサービス
・「Oracle Analytics Cloud Standard Edition」:
- Data Visualization Cloud Service
- Data Visualization Desktop
- Oracle Smartview
- Oracle Essbase
・「Oracle Analytics Cloud Enterprise Edition」:Standard Editionに加え次のサービス
- Business Intelligence Cloud Service
- Oracle Essbase Enterprise
- Oracle Analytics Cloud Day by Day