「IceWall SSO 11.0」は、複数認証レポジトリへの対応、ログデータのビッグデータ分析ツールへの対応、データ通信へのTLSの採用などの新機能により、企業顧客ユーザーの業務システムへのアクセスの利便性と、セキュリティ、さらに働き方改革の推進をサポートするという。
「IceWall SSO」の新バージョンは、複数の認証レポジトリがある環境でもそのままで全ての業務システムとクラウドサービスにシングルサインオンを可能にする新機能を備え、企業情報システム内の「サイロ化」の課題を解決できるという。
また、今後の企業経営への貢献が期待されるデータアナリストの生産性を向上させる新機能や、IceWall自体をクラウドやハイブリッドIT環境下で柔軟に運用するための新機能に加え、数々のミッションクリティカルな要求に応えてきた、品質やセキュリティ面での信頼性も高いレベルで維持しているとしている。
■「IceWall SSO 11.0」の新機能
・完全に独立した複数の認証レポジトリに対応可能に。それらを独立させたまま、いずれの認証レポジトリにあるアカウントでも、「IceWall SSO」を利用することが可能。
・「IceWall SSO」の個々のモジュール間の通信を、旧バージョンでの独自プロトコルから、インターネット上で標準的に利用される暗号化通信TLSに変更。IceWallの一部モジュールをクラウドに配置するハイブリッド構成が可能に。
・「IceWall SSO」のアクセスログを、ビッグデータ解析ツールで分析可能なフォーマットで出力可能。
・「IceWall SSO」が出力するログデータは、何の加工もせず、Vertica等のビッグデータ解析ツールにエクスポート可能。
・旧バージョンでは専用プロトコルで提供されていたAPIを、「IceWall SSO」の機能を汎用的なWeb APIで利用可能に。
・前バージョンの「IceWall SSO 10.0」 からの移行パスを、保守契約を持つ顧客に 無償で提供。
また、モジュール間通信のセキュリティが強化され、「IceWall SSO」のモジュールを全てクラウドに配置することはもちろん、業務システムと密接に連携する一部モジュールのみをオンプレミスに残し、他のモジュールをクラウドに置くようなハイブリッド構成にも柔軟に対応可能となった。
さらに、アクセスログのビッグデータ解析ツール対応によって、解析作業そのものの生産性を向上させるだけでなく、分析データによって効率的かつ効果的なワークスタイル変革のための社員のシステム利用状況分析を支援するという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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