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ユーザーとベンダーの壁を超える デジタル化がもたらす情報システム変革

 ITでビジネスに貢献する情報システム部門は、激動の時代にどうあるべきなのでしょうか。2018年1月にNTTデータが主催したプライベートカンファレンス「NTT DATA Innovation Conference 2018」では、JSUGの鈴鹿会長(当時、現:相談役)を特別ゲストにお迎えし、日本企業のグローバル化や情報システムのあるべき姿をテーマに対談セッションを行いました。NTTデータグループの関わる事例などから、ユーザーとベンダーの視点で変革への鍵を探ります。(本記事はジャパンSAPユーザーグループからの転載です。記事の全文はこちらからお読みいただけます)

急速なグローバル化に取り残される日本企業の情報システム

 「NTT DATA Innovation Conference 2018」の特別セッションでは、「デジタル時代の情報システムの課題とこれからのあるべき姿について」と題した対談を実施しました。

 登壇者は、特別ゲストであるジャパンSAPユーザーグループ(JSUG)会長(当時、現:相談役)の鈴鹿靖史氏、NTTデータ 執行役員 製造ITイノベーション事業本部長(当時)でNTTデータ グローバルソリューションズ 代表取締役社長の磯谷元伸、JSOL 執行役員 製造ビジネス事業部長の増田裕一(当時、現:法人事業本部長)、クニエ Sr. Managing Directorの蘇航です。

ジャパンSAPユーザーグループ(JSUG)会長(当時、現相談役)の鈴鹿靖史氏

ジャパンSAPユーザーグループ(JSUG)会長
(当時、現:相談役)の鈴鹿 靖史氏

 最初のトピックとなったのは「日本企業の現状情報システムの課題」です。鈴鹿氏は約560社が参加するユーザーコミュニティの知見をもとに、ユーザーから見た情報システムの課題を指摘します。

 「縦割り構造の組織が独自にシステムを作ってきた結果、個別最適が進みすぎたこと。これがビジネスの変革やデジタル化を阻害する要因となっています。この延長線上でERPを導入しても本来の強みは生かせず、蓄積されたデータの活用もままなりません」

 また、差異化の問題も根強いといいます。情報システム部門が現場のわがままを聞きすぎた結果、システムはカスタマイズの山となりました。鈴鹿氏は「カスタマイズによる差異化は、今やビジネス上の競争力になりえません。これからはIoTや機械学習といったさまざまなテクノロジーを組み合わせることで独自色を出し、ビジネスを勝ち抜く時代になっていく」と語ります。

 これを受けたクニエの蘇は、コンサルティングの経験から鈴鹿氏に賛同します。日本企業は横断的な業務や全体最適が不得手で、グローバル管理に苦手意識を持ってきました。しかしグローバルビジネスの基盤構築が不可欠なデジタル時代において、日本企業の情報システムにも変革が求められています。

 「情報システムの存在価値は、今やERPやクラウド、業務の標準化にあります。現状の業務をシステムで再現し、安定運用させることにプロフェッショナル性を見出しているままでは、日本の情報システムはいずれ時代に取り残されてしまうでしょう」

記事の全文は「ユーザーとベンダーの壁を超える - デジタル化がもたらす情報システム変革」(ジャパンSAPユーザーグループ)よりお読みいただけます。

 



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