DX推進の先にある管理問題と、それに伴う投資へのハードル
日本国内でもDX推進が叫ばれている中で、適切なIT投資をいかに行うかは喫緊の課題だ。クラウド、SaaSの台頭により、クレジットカード1つで社員がサービスを導入・利用できてしまう今、CIOクラスの管理部門は、社内のITにおける効果的な投資、効率的な管理方法などに悩まされ続けてきた。
世界18カ国に展開するSaaSソリューションのApptio, Inc.(本社:米国ワシントン州ベルビュー)は、IT投資の分析、計画、最適化を一元管理することで解決する。同社は2020年4月20日に日本法人を設立、社長に元日本マイクロソフトの成塚歩氏(以下、成塚氏)が就任。同氏にApptioが果たす役割について伺った。
「Apptioは2007年創業で、現在1000社以上の大企業が利用しているサービスです。さらに、Fortune 100のうち60%以上のCIOやITリーダーがApptioを使ってDXを実践しています。このうち85%のお客様からIT関連投資をビジネス成果に迅速につなげられたという声をいただいています」(成塚氏)
Apptioは機械学習で企業IT(オンプレミスシステム、クラウド、自社開発システムなど)の財務データと運用データを単一プラットフォームに統合し、管理・分析できるサービス。企業は自社の導入しているIT関連のデータをApptioに入れ込むことで、BIツールのような形で一元管理できるようになる。