ちょっとした書き方のバラツキが、誤解や文書の信頼性ダウンにつながる!?
技術文書やマニュアルを書いたり、レビューしたりしていると、気になるのが、「この用語、どう書いてあったかな? 」といった表記のゆれではないでしょうか。
例えば、「コピー」と「複写」、「インストール」と「セットアップ」など、同じことを説明しているはずなのに、どちらの用語も書かれていたらどちらかに統一すべきです。前回も説明したように、利用者は、別の言葉だと思ってしまって誤解を受ける危険性があります。
また、「メモリー」なのか「メモリ」にするのかといったカタカナ表記についても、バラツキが出やすいものです。ユーザーマニュアルに両方の表記が混在していたら、「文書のチェックが甘いな。ちゃんと見直していないんじゃないかな」と、文書の品質を疑われかねません。
読みやすさと、文書の品質を高めるためには、用字や用語、表記のどこに注意すべきなのかを理解し、参考となる手引などを活用することがポイントです。