SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

ドキュメント力を強化したい人のためのマニュアルライティング入門講座

いくつかの表現のツボを押さえれば、あなたの文章はもっとスッキリ伝わりやすくなる!

第3回


マニュアルは、時として予想外の読まれ方をされてしまうもの。そして、そのような事態は、書き方のちょっとしたマズさに原因があることがほとんどです。今回は、「誤解を受けないように書くための基本」をテーマに、誰が読んでも誤解されない文章の書き方のツボを紹介していきます。【バックナンバーもどうぞ!】

ちょっとした気配り、ライティングテクニックで誤解は避けられる

 マニュアルライティング講座も中盤、第3回目は「誤解を受けないように書くための基本」がテーマです。

 マニュアルのような技術文書であっても、ブログやメールなどの個人的な文章であっても、「まさかこんな風に、読まれるとは!?」と読み手から思いも寄らない誤解を受け、驚くことがあるものです。それは読み手の思いこみで起こるというより、ちょっとした書き方のマズさが原因であることも多いのです。

 文章を使って情報を伝える場合、面と向かって話をする時と違って、読み手1人1人の理解に合わせて説明を変化させることはできません。ですから、誰が読んでも1つの意味で伝わるように書かなければなりません。複数の意味に取れるということは、誤解されるということなのです。特にマニュアルのような技術文書やビジネス文書は、書き手の意図を正確に伝えなくては、文書の目的を果たせません。

 文章によるコミュニケーションは、誤解を生みやすいというリスクをもともと抱えています。しかし、書き方にちょっと気をつければ、こうした誤解はずいぶんと減らせます。読み手に誤解を招いてしまう理由はいろいろありますが、今回は基本的なものを取り上げて、改善するためのライティングテクニックを紹介します。

 なお、「もっと他のテクニックについても知りたい」「文章の書き方に興味が出てきた!」という人のために、末尾に参考となる書籍情報も用意しました。必要に応じて参照してください。

書き手の意図と読み手の解釈は想像以上に異なるもの
書き手の意図と読み手の解釈は想像以上に異なるもの

次のページ
否定的な表現の使い方には要注意 その1

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
ドキュメント力を強化したい人のためのマニュアルライティング入門講座連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高橋 慈子(タカハシ シゲコ)

テクニカルライター。テクニカルコミュニケーションの専門会社 株式会社ハーティネス 代表取締役。マニュアル制作や改善に携わるほか、わかりやすく書く技術を盛りこんだ企業研修なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/1218 2009/02/26 18:49

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング