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財務・経理DXの早期実現を支援したセゾン情報のリンケージサービス、伴走した当事者が語る舞台裏

edited by Operation Online   2020/09/18 11:00

DXで求められるデータ連携をノンプログラミングで実現する「DataSpider」

押久保:データ連携には自社のリンケージサービスを活用されていますが、改めてどのようなことができるサービスなのか、サービスの概要や特長を教えてください。

北田氏:データ連携基盤は弊社のデータ連携ツール「DataSpider Servista(以下、DataSpider)」を使っています。これは、システムの接続方法やフォーマットの違いを意識することなく、すばやく簡単にアダプタという機能を使って「つなぐ」ことができるツールです。

 ノンプログラミングで利用できるGUIをもっているので、導入も利用も容易です。企業で利用しているアプリケーションやデータベース、ファイルなど様々なデータをアダプタ機能で相互接続できます。また入出力のフォーマットをカスタマイズできるので、連携は比較的容易ですし、もしアダプタが用意されていないサービスを使っていても、そのサービスに合わせたオリジナルのアダプタを作ることもできるため汎用性は高いです。

セゾン情報システムズの財務・経理部門の改善Before、After。
データ連携基盤として同社のDataSpiderを用いて各サービス間のデータ連携をスムーズに行う
(クリックすると拡大)

押久保:今回導入を行われて、感じたことはありますか?

北田氏:私は20年以上開発を行ってきましたが、IT部門の担当者として感じることはとにかく変化がめまぐるしいこと。計画を組み立てているうちに、その計画の中身が陳腐化してしまう時代です。とにかく短期間でシステムを立ち上げ、早期に改善を回していくことが重要になります。

 そういう意味で、自社でゼロから開発するというのではなく、優秀なサービス群を自社の目標達成のためにどのようにつなげて利用するかという「使いこなし力」がIT部門にも求められているのではないでしょうか。今回のプロジェクトも「まず着手してみよう」と考えてスタートしています。着手して試行錯誤してわかることがあります。そして、その試行錯誤の蓄積やノウハウは、お客様へサービス提案する際の武器にもなると実感しております。

押久保:「使いこなし力」は言い得て妙です。そして、おっしゃるとおりまず自分たちがサービスを使い蓄積した経験やノウハウを、サービスを提案する際の武器にしていく、いわゆるカスタマーゼロの視点をもつことも重要です。一方でサービス開発側はそのサービスがユーザーにいかに使われるかを把握する「使いこなされ力」が必要になってきそうです。本日はありがとうございました。

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著者プロフィール

  • 中村 祐介(ナカムラ ユウスケ)

    株式会社エヌプラス代表取締役 デジタル領域のビジネス開発とコミュニケーションプランニング、コンサルテーション、メディア開発が専門。クライアントはグローバル企業から自治体まで多岐にわたる。IoTも含むデジタルトランスフォーメーション(DX)分野、スマートシティ関連に詳しい。企業の人事研修などの開発・実施も行うほか、一般社団法人おにぎり協会、一般社団法人日本編集部の代表理事として、日本の食や観光に関する事業プランニングやディレクションも行う。

  • 押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

    メディア部門 メディア編集部 部長/統括編集長 兼 EnterpriseZine編集長 1978年生まれ。立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、『MarkeZine(マーケジン)』の立ち上げに参画。2006年5月のサイトオープン以降、MarkeZineの企画・運営を一貫して担当。2011年4月(当時32歳)にMarkeZineの3代目編集長となり、2015年4月からは第2メディア編集部 部長/MarkeZine編集長/マーケティング広報課課長を兼任。2019年4月よりメディア部門 メディア編集部 部長/統括編集長に就任。9月よりEnterpriseZine編集長も兼任。各メディア編集長と連携し、翔泳社が運営する全メディアの価値向上を図っている。

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