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週刊DBオンライン 谷川耕一

Insight Qubeはデータベースマシンからデータ活用に最適なプライベートクラウド・プラットフォームに

 ここ最近は、データベースも盛んにクラウドで利用されている。とはいえ、手元の環境で発生する大量なデータをクラウドに上げるのは、必ずしも得策ではないこともある。エッジやオンプレミスで運用したほうが、効率的な場合があるのだ。そういった手元で利用するニーズに応えた上で、さらにクラウドとシームレスな連携をすることで、より効率化するのが新たなトレンドだろう。

マルチデータベース対応のハイパーコンバージド・データ・インフラストラクチャー

<p>インサイトテクノロジー ソリューション企画本部 本部長 阿部健一氏</p>

インサイトテクノロジー ソリューション企画本部 本部長 阿部健一氏

 2020年9月10日、データベースのプロ集団として知られるインサイトテクノロジーが、ハイブリッドクラウドに対応したデータベースマシンの最新版「Insight Qube Gen.4」を発表した。これはハードウェア製品ではあるが、インサイトテクノロジーのサービスやソフトウェアとバンドルした「ソリューションの形で提供するものになります」と言うのは、インサイトテクノロジー ソリューション企画本部 本部長の阿部健一氏だ。

 今、企業の課題はデジタル変革の推進だ。そのためにはデータの活用が必須となる。そしてデータ活用促進のためには、マルチデータベースによるデータ統合プラットフォームが必要であり、それを実現するのがInsight Qube Gen.4の「ハイパーコンバージド・データ・インフラストラクチャー」だとインサイトテクノロジーは主張する。

<p>Insight Qube Gen.4</p>

Insight Qube Gen.4

 これまでデジタル変革推進のために、アプリケーションの統合化はかなり進んできた。しかしデータベースの統合は難しく、なかなか進まない。企業にはOracleやSQL Server、PostgreSQLやNoSQLデータベースなど、複数の種類のデータベースがあり、それらを1つのインフラに統合するのは簡単ではないのだ。仮にOracleに統一化されていても、バージョンやエディションが異なり、統合にはやはり手間がかかる。さらにミッションクリティカルで止められないシステムであれば、データベース統合のための移行作業でシステムを長く止めるような事態は避けたい。それもまた、データベース統合のハードルを上げる。

 システムがばらばらに導入されている場合は、データベースもばらばらで、運用管理もそれぞれ異なり手間がかかる。そのため統合化して、運用管理の手間とコストを削減したいニーズがある。その上でクラウド化という時代の流れに合わせ、クラウドとオンプレミスのデータベースをどう連携させ使い分ければ効率化できるのか。それに取り組むのが、新たな課題となる。

 これら課題の解決のために、Insight Qube Gen.4を提供すると阿部氏は言う。データベースの運用に特化したハイパーコンバージド・データ・インフラストラクチャーにより、マルチデータベースをフレキシブルに1つのプラットフォームに載せられる。統合化し集約した際のストレージIOの性能は、フラッシュストレージにより確保している。

 またOracle Databaseのような商用データベースは、統合化する際に大きな仮想化サーバーに載せるとコア単位の課金が嵩み、ライセンス費用が高くなる場合がある。それを避けるため、Oracleだけ別途物理サーバーで運用する例も多い。Insight Qube Gen.4では、1つの筐体の中でハイパーコンバージドインフラの仮想化サーバーと、物理サーバーと同様に運用できるベアメタルサーバーを共存させられる。これにより、1つのプラットフォームで適材適所にサーバー環境を選択できる。

 企業の運用しているデータベース環境をどういった形で統合化すれば良いかは、現状の利用状況を見極め適切に判断する必要がある。これについては、インサイトテクノロジーのデータベースに関するコンサルティングサービスと併せ、Insight Qubeへの統合化を支援することになる。また既存環境からのInsight Qubeや、さらにクラウドへの移行作業なども、インサイトテクノロジーでは別途有償のサービスとしても提供している。

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Gen.4ではソフトウェア・デファインド・ストレージで高い柔軟性を確保

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

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