日本オラクルは、みんなの銀行が「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」で次世代のデジタル会計基盤を構築し、本年1月に会計システムを稼働開始したことを発表した。
今回、総勘定元帳を会計システムに集約しており、勘定系システムに影響されず会計制度の変更に対応できるなど、外部環境の変化へ柔軟かつ迅速に対応できるとしている。また、勘定系システムとの連携により、顧客の取引に関するデータが「Oracle Fusion Cloud ERP」に蓄積され、そのデータを用いた分析も可能になるという。
同行 取締役副頭取 永吉健一氏は、「みんなの銀行は、従来の枠組みに捉われることなくゼロから設計することで、デジタル時代のまったく新しい銀行を目指し、次世代バンキング・システムをクラウド上で運用しています。そのシステムと連携する会計基盤は、常に最新テクノロジーのメリットを享受でき、外部環境の著しい変化に対応できる純粋なSaaSソリューションを必要としていました。今回、金融業界で多くの実績を有するオラクルの『Oracle Fusion Cloud ERP』を採用し、勘定系システムの負荷軽減を図るとともに、経営戦略を支えるデータドリブンな会計基盤として最大限活用していきます」と述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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