HeatWaveの運用を自動で最適化するAutopilotを提供
OLTPは従来のMySQLのエンジンで、OLAPはHeatWaveで処理する。「アプリケーションからは1つのMySQLのクラウド・データベースとして見えます」と言うのは、日本オラクル MySQL Global Business Unit Asia Pacific & Japan担当 梶山隆輔氏だ。2つの処理エンジン間のデータ同期は自動でリアルタイムに行われ、別のデータウェアハウスにETLなどを用いデータ転送する必要はない。HeatWaveが加わってもアプリケーションからは従来のMySQLにしか見えないので、既存のアプリケーションの変更は一切発生しない。
アクセラレータのHeatWaveの効果は、”処理がほんの少し速くなる”程度ではない。分析処理性能を測るTPC-Hのベンチマークでは「Amazon Auroraと比べ処理時間は1100分の1に、その上で価格は半分になるとの検証結果も出ています」と梶山氏は言う。