米現地時間11月10日、Red Hatは、「Red Hat Enterprise Linux 8.5」の一般提供の開始を発表した。
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)8.5は、パブリッククラウドプロバイダー、複数のハードウェア・アーキテクチャ、仮想化環境、エッジ・コンピューティング・モデルにまたがるプラットフォームに向けて、バックボーンを提供するよう設計されているという。同プラットフォームは、Red Hat Insightsを拡張、既存のコンテナ管理機能をベースに、ITチームがマルチクラウド環境でワークロードに応じたシステムを容易に構築できるとしている。
同Red Hat Enterprise Linux 担当ゼネラルマネージャー ガナー ヘレクソン氏は、「Linuxは、ほぼすべてのパブリッククラウド、プライベートクラウド、エッジ・デプロイメント、データセンターで話されている共通言語です。Red Hat Enterprise Linux 8.5は、マルチクラウド・エコシステムにおける世界有数のエンタープライズLinuxプラットフォームの役割を強化し、クラウドネイティブなコンテナ・イノベーションの強化からシステムロールによるLinuxスキルの拡張まで、進化する複雑なITニーズに対応する新しい機能を、お客様が求めるあらゆるフットプリントで提供します」と述べている。
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