東日本電信電話(NTT東日本)、ティアフォー、KDDI、成田国際空港の4社は、2022年2月14日から28日の間、成田国際空港制限区域内でローカル5Gおよびキャリア通信を活用した遠隔監視型自動走行バスの実証実験を行うと発表した。国内空港では初めてだという。
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今回の実証実験では、自動運転車両「GSM8」を用いて、成田国際空港制限区域内を自動走行し、制限区域内の実装に向けて課題抽出を行うものだという。また、複数の車載カメラ映像を用いた遠隔監視などのための通信インフラとして、ローカル5Gおよびキャリア通信による冗長化を行い、同構成における遠隔監視などの技術的な検証も行うとしている。
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4社は今後、同実証の成果報告を行い、国土交通省航空局の企図する「2025年レベル4相当自動運転の実現」に向けて制限区域内での自動走行のルール策定に貢献するほか、ローカル5Gなどを活用した自動運転の実装や他空港への普及展開を目指すという。
【参考】走行ルート: 成田国際空港 制限区域内 車両道路(第2ターミナル~第3ターミナル間)
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