アクセンチュアは3月25日、世界のテクノロジートレンドに関する最新の調査レポート「テクノロジービジョン2022」を発表した。
本レポートでは「メタバースで会いましょう – ビジネスを再創造するテクノロジーと体験の融合」と題し、日本を含む35ヵ国、23業種4,600人以上の企業経営層およびIT担当幹部を対象に調査を実施。その結果、全体の71%が「メタバースは自社にポジティブなインパクトをもたらす」と回答し、42%が「メタバースは画期的もしくは革新的なものになる」とのこと。
同社のポール・ドーアティ氏によれば、日常生活における現実と仮想間がより曖昧になる中、企業はメタバースに関する信頼性やプライバシーなどの課題に対処しつつ、責任あるメタバースを構築することがチャンスであると同時に責務でもあるという。

また同レポートでは、こうしたメタバースという新たなビジネス環境下で企業が押さえるべき4つのテクノロジートレンドを定義し、取り上げている。
- WebMe──メタバースの中の「私」:企業経営層やIT担当幹部の95%が「将来のデジタルプラットフォームでは一貫した体験を提供し、異なるプラットフォームや空間における顧客データの相互運用を実現する必要がある」と回答
- プログラム可能な世界──世の中をパーソナライズする:全体の92%が「先進企業が仮想世界の垣根を取り払い現実に近づけることで、仮想世界と現実世界の一貫性に対するニーズは高まるだろう」と回答
- アンリアル──本物の世界を人工的に作る:全体の96%が「データの出処や偽りのないAI活用の立証に取り組んでいる」と回答
- 不可能を可能にするコンピューティング──新たなマシンが可能性を切り開く:全体の94%が「難解に見える課題の解決に向けて次世代コンピューティングを活用することが長期的な成功を左右する」と回答
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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