伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、クラウドネイティブ化の技術支援サービス「C-Native」の強化として、「コンテナ環境の自動構築」「マルチクラウドに対応したシークレット管理」「AIによるオブザーバビリティ(可観測性)」の3機能を追加した。
今回追加する、コンテナ環境の自動構築の機能は、設定ファイルを元に新たなインフラを自動に構築できるという。人為的なミスを防ぐだけでなく、Webサービスへのアクセスの急増にもタイムリーに対応できるとしている。認証情報を管理するシークレット管理機能は、システム間の連携や他システムとの接続に関して個別に認証設定する必要があったものを、容易に認証・認可できるようにしたもの。システムの運用監視を行うAIによるオブザーバビリティ機能は、膨大な量のシステムリソース情報・ログ情報・トレース情報の可視化だけでなく、AIを用いた障害原因の分析により、高度なオブザーバビリティ環境を実現するとしている。
今後CTCは、クラウドネイティブ環境下のアプリケーションやシステムアセスメント、システム環境の設計や構築、既存システムとの連携、運用の設計や継続的な開発(CI/CD)を支援していくという。
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