freeeは5月16日、人事労務領域のアンケート結果を公開した。
調査によると勤怠集計や給与計算、労務手続きなどの労務管理業務に携わっている人数は、1人が最も多く3割超となった。また、労務担当者が2つ以上の業務を兼務している割合は、全体で9割に近いとのこと。
なお労務業務への不安を「強く感じている」、「ほどほど感じている」と回答した人は6割以上にものぼる。規模別では企業規模が増え、扱う人数が多くなるにつれ、不安を感じる傾向があることがわかった。
そうした不安を「強く感じている」、「ほどほど感じている」と回答した層が不安に感じている業務内容には給与計算が最も多く、勤怠管理、入退社処理と続く。不安の中身については、計算や入力のミス・漏れという手入力などで生じる人為的なミスが最も多い結果となった。
なお労務作業に関して不安に感じている割合は、担当者が73.1%、マネジメント層(経営者、部長)で57.3%と、15ポイント近くの差があることが判明。担当者とマネジメント層との間の認識のギャップがうかがえる。
さらに使用中の勤怠管理ツールについても、Excelやタイムカード、その他手作業などを行っている割合が5割を超え、依然として手作業が必要な環境であることがわかるという。
freeeは、人事労務領域の業務量やフローをあらためて振り返り、体制面やツール面のチェックを行い、労務担当者の働く環境を確認することを推奨している。
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