Sansanは5月20日、同社のクラウド契約業務サービス「Contract One」をウェザーニューズが導入したと発表した。「Contract One」は、紙の契約書における印刷・製本や押印、郵送といったアナログな作業を代行した上で、紙の契約書を正確にデータ化し、混在する電子契約書と紙の契約書の一元管理を実現するクラウド契約業務サービスだ。
Sansanが4月に実施した「企業の契約業務に関する実態調査」によると、企業の約8割が「紙」で契約締結を行っていると回答。コロナ禍においても7割が「ハンコ出社」を経験しているほか、押印作業1件あたり平均31分、1人あたり月間で約10時間費やしていることが判明したという。
ウェザーニューズでは、事業の性質上、公共団体との取引が多く、毎年特定の期間に集中して数百件の契約締結業務が発生する。公共団体との取引では紙による契約締結が一般的であるため、印刷や製本、押印などのアナログな業務は無くせず、特に繁忙期では担当部署における負担、締結作業の遅延や対応漏れなどが発生するリスクをはらんでいるという。
今回の導入によってウェザーニューズは、一定期間に集中する、大量の紙による契約書業務の効率化に加え、締結作業の遅延や対応漏れなどのリスクを管理し、契約業務を安定的に遂行できる体制を構築するとしている。
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