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AIを競争優位性につなげられている企業は12%に留まる──アクセンチュア調査

 アクセンチュアは、グローバル最新調査を実施し、AIを導入する企業の大多数が概念実証段階に留まり、AIを競争優位性につなげられている企業はわずか12%であると発表した。

 同調査によると、市場における競争優位性の度合いを表すAI活用浸透度の中央値は36で、大半の企業はAIを活用して高い価値を生み出す余地が大きいことが明らかになったという。また、上位12%の企業はAI活用先進企業に分類され、AIをテコに競合他社を圧倒していることが分かった。AI活用先進企業のスコアは64と調査対象全体のほぼ2倍で、収益成長率も50%高い結果となったとしている。

 また、63%の企業はAI実証企業に分類。AI活用浸透度は29で、AIが持つ潜在力の表層部分しか享受できていないことが分かった。AI戦略先行企業(全体の13%、AI活用浸透度50)とAI運用先行企業(全体の12%、AI活用浸透度44)は、AI実証企業に比べ取り組みが進んでいるものの、まだ改善の余地があるという。

調査グラフ1
[画像クリックで拡大表示]

 なお、業界別AI活用浸透度の現状と今後の見通しに関する考察として、同社は以下のように述べている。

  • テクノロジー企業:AI活用浸透度は54と高く、2024年に60へと緩やかに上昇する見込み。全業界からみてもAI活用浸透度の頂点に位置する
  • 自動車メーカーやサプライヤー:AIを搭載した自動運転車の販売が急増した場合、今後2年で39から57への飛躍が見込まれる
  • 小売企業:他業界に比べてAIを活用した変革に積極的に取り組んでいる。2024年には、小売業界全体で現在の38から54へ上昇する見込み

 業界を問わず、AIがビジネスに与える影響力は拡大。世界の大企業のうち、決算発表でAIへの取り組みに言及した企業の株価が上昇する確率は、2018年の23%から2021年には40%へ上昇した。また、AIへの投資も増加。調査対象のうち19%の企業が、2021年にテクノロジー関連予算の30%以上をAI関連プロジェクトに投資している。2024年までにテクノロジー関連予算の30%以上をAIに投資する企業の割合は、49%に増加すると予想される。

 加えて、AI活用先進企業の割合は現在の12%から2024年までに27%へ倍増することが見込まれる。AI活用浸透度の総合スコアも、現在の36から2024年までに50への上昇が予想されている。

調査グラフ2

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