SAPジャパンは、7月5日、SAP S/4HANA Cloudに対応したAll-in-Oneパートナーパッケージプログラムを提供開始した。中堅企業向けに様々な業種に対応したSAP S/4HANA Cloudの「導入範囲」「期間」「費用」のモデルケースを提示することで、パートナー各社とともに顧客の投資効果の最大化を目指すという。
同パッケージは、1. 対象業種が細業種にわたって明確であること、2. 各業種の標準的業務が事前に定義済みであること、3. 導入プロジェクトが12ヵ月程度で完了できること、4. 導入費用(SAP S/4HANA Cloudサブスクリプション費用を除く)が明確になっていることなどが特長。これらの条件を満たすことにより、顧客は実現範囲を正確に理解、合意した上で導入プロジェクトを開始できるという。また、プロジェクト進行にともなう追加費用の発生を抑えられるため、低リスク型クラウドERP導入モデルの実現が可能になるとしている。
同パッケージを出荷するパートナーは以下のとおり(社名五十音順)。
- アイ・ピー・エス
- NTTデータ グローバルソリューションズ
- コベルコシステム
- JSOL
- SHINコンサルティング
- ビジネスエンジニアリング
- 日立システムズ
- フォーカスシステムズ
- フリーダム
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