SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

Security Online Day 2022レポート(AD)

2,200台の仮想マシンが落ちても4時間で完全復旧──「3-2-1ルール」実現でランサムウェアを防ぐ

ランサムウェア対策を実現するCohesityのモダンデータ管理プラットフォームとは

Cohesityならデータ管理の運用の複雑さから解放される

 ランサムウェア対策としてのバックアップにおいて、見落とされがちなのが復旧だ。単にバックアップデータがあるだけではすぐに復旧できないだけでなく、1週間以上かかるとなれば経営上の損害もかなり大きくなる。システム全体の高速な復旧は、ランサムウェア対策で非常に重要だ。Cohesityでは、「インスタントマスリストア」と呼ばれるVM環境の即時リストア機能がある

 またインスタントファイルアクセス機能は、ファイルやオブジェクトの即時復旧もできる。単に復旧が早いだけでなく、最適なリカバリポイントがどこかをリコメンドしてくれる点もCohesityの特長だ。米国のある金融機関ではCohesityでPoCを行った結果、マルウェア攻撃を想定したシナリオで2,200台の仮想マシンが落ちた場合にも、4時間で完全に復旧できることが確認され採用に至ったとのことだ。

金融機関の災害復旧シナリオにおけるPoC結果
金融機関の災害復旧シナリオにおけるPoC結果
[画像クリックで拡大]

 もちろん、頑丈なプラットフォームをもっていても、ローカルのバックアップデータが壊滅的な被害を受ける可能性はある。そのためバックアップでは、3つのコピーを2つの異なるメディアで、そして1つのコピーを遠隔地に保管する「3-2-1ルール」がある。Cohesityではコピーを遠隔地に保管するために、クラウドベースのデータ隔離機能を提供している。もちろんオンプレミスでテープを使ったデータ隔離も可能で「クラウドに加え、テープを決められた場所に保管することで『3-2-1ルール』を確実に実現できます」と桝井氏は自信を見せる。

 このようにCohesityは、保護、検知、復旧という3つの機能でサイバーレジリエンスを実現し、ランサムウェア攻撃からデータを守ることができる。ある金融機関ではランサムウェアがセキュリティ対策ソフトウェアを超えて侵入したが、Cohesityがバックアップ中に異常を検知し、攻撃を早い段階で察知でき被害発生前にアラートを挙げて対処できた。他にもCohesityの安全性が確保されたバックアップのスナップショットを用い、迅速に復旧して身代金支払いを回避した例もある。

 Cohesityはソフトウェア製品として提供され、データセンターのサーバー、仮想マシン、クラウドのインスタンスなどで自由に動かせる。どの環境でも統一されたブラウザベースのGUIを提供し、すべての環境を1つの画面で管理できる。ライセンスも、ロケーションを問わず自由に移行して利用可能だ。バックアップ、ファイルサービス、データセキュリティ、クローンなどの機能はマルチ利用でき、バックアップを通じてデータを統合管理できるのだ。

ロケーションを選ばず柔軟に利用できる
ロケーションを選ばず柔軟に利用できる
[画像クリックで拡大]

 「データ管理における運用の複雑さから解放され、ランサムウェア攻撃からもシステムを守る強固なデータ管理プラットフォームを構築可能です」と桝井氏。ランサムウェア対策において、データのバックアップとリカバリはセキュリティの一種と捉えるべきだ。そのための仕組みは個別に用意するのではなく、企業にあるデータ全体を包括的にかつAIを駆使したインテリジェントなデータ管理をするべきだという。そして、単にバックアップを取るだけでは意味がない。ビジネスに影響を与えない迅速な復旧機能も重要だ。「3-2-1ルール」の達成のためにも柔軟なデータ管理ソリューションが求められており、そのためのすべての要件を満たすのがCohesityだと桝井氏は強調した。

データセキュリティとサイバーレジリエンスの強化を調査するため、
何が重要な検討項目なのかを知りたい方におすすめ!

「ランサムウェアへの備え:徹底評価ガイド」を無料ダウンロード
本ガイドでは、まずランサムウェアによる被害範囲が拡大している現状を説明し、そのうえで、巧妙化したランサムウェア攻撃への対策に役立つ5つの重要なポイントを解説します。最後に、自社のランサムウェア対策の有効性を確認するためのチェックリストも掲載しています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
Security Online Day 2022レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/16689 2022/10/12 10:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング