SaaSの普及につれ、企業のIT管理者は「従業員が利用しているSaaSを把握できていない」「ID管理が煩雑」といった、新たな課題に直面している。こうした課題解決の手段として注目されているのが、社内ITシステム管理を単一ソリューションで支援する「オープンディレクトリ」だ。本稿では「オープンディレクトリとは何か」「従来のディレクトリサービスとは何が異なるのか」を解説するとともに、その活用メリットや実際の導入事例などを紹介する。第1回目では「オープンディレクトリ」が生まれた歴史的な背景を紹介するとともに、これまでID管理の標準としてみなされてきたActive Directoryの問題を整理する。
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小池 浩之(コイケヒロユキ)
Celio株式会社
新規事業開拓 兼 マーケティングマネージャー
Celio株式会社は2009年設立。クラウドID管理製品の導入におけるコンサルティングおよび導入支援を中心に、Okta導入決定前のP.O.C評価の支援などを実施。モバイルアクセス制御の観点で、MDM(EMM)製品との比較におけるIDaaS製品のP.O.C評価支援 M365, GoogleWorkspace, AWS, Box, Conc...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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