パナソニック ホールディングス(以下、パナソニックHD)は、パナソニック コネクトが活用しているAIアシスタントサービス「ConnectGPT」をベースに全社版の環境を構築し、4月14日より「PX-GPT」として、パナソニックグループの国内全社員約9万人に向けて展開した。
パナソニック コネクトでは、2月17日のサービス開始以来、多くの社員が「ConnectGPT」を業務で活用しているという。同社以外のパナソニックグループ社員からも、AIアシスタントサービスの業務活用の可能性の評価・検証や、業務効率化のためにAI活用の要望が挙がってきていた。そこで、パナソニックHDは、AIテクノロジーの導入と業務への適用をパナソニックグループ全体へ波及させることで、より多くのサービスやソリューションを創出するために、パナソニック コネクトの支援を得てPX-GPTを構築したという。
PX-GPTの機能概要

日本マイクロソフトが提供するパブリッククラウドMicrosoft Azure上で利用できる「Azure OpenAI Service」を活用している。ユーザーインターフェースには使用に際しての注意喚起を明記しているという。英語で質問した方が、より精度の高い回答が得られることから自動翻訳機能も搭載。
なお、PX-GPTの使用に当たっては、AI活用における利用ルールを整備し、入力情報の取り扱い(社内情報・営業秘密・個人情報などの入力はしない等)には注意を払い、適切に情報を活用するよう全社員に注意喚起を徹底していくとしている。
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