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大成建設、アドビの電子サインサービスを導入 契約書の90%以上を電子化

 アドビは、大成建設が、契約および人事手続きに関連した業務のデジタル化を目的として、同社の情報企画部と人事部に、アドビの電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を導入したことを発表した。

 大成建設は、インフラストラクチャーの建設や地下鉄などの大型公共事業、病院といった大型建築物など、多岐にわたる事業を展開している。しかし同社では、契約や意思決定の一部に紙書類が採用されており、社内での押印や印刷、郵送対応などの複数の工程により、手続きが完了するまでに多くの時間が必要だったという。

 そこで同社は、契約書や手続き関連の業務プロセス全体を効率化し、従業員の働き方に合わせてリモートワーク環境下でも運用できるデジタルソリューションの導入を検討。その結果、Adobe Acrobat Signを採用した。

 同サービスの導入により、情報企画部が所管する紙書類による契約書の90%以上を電子契約に移行し、手続きが完了するまでに必要な時間を従来の10分の1にまで短縮することに成功。また、デジタル上での文書管理が可能となったことで、リモートワークなどで従業員が出社していない場合でも、円滑に契約手続きを進められるようになったという。

大成建設 社長室情報企画部 課長 酒井氏のコメント

大成建設では、契約プロセスのDXを進める際に複数社のサービスを比較検討した結果、既に全社的に採用しているAdobe Acrobatとの親和性が高く、純正のPDFファイルの見読性や、社内業務に沿った形で柔軟なワークフローを実現できる点などを鑑み、Adobe Acrobat Signを採用しました。今後も、生産システムの変革と働き方改革を推進するためにも、同サービスを利用する対象部署を拡大し、グループ会社にも活用できるよう取り組みを進める予定です。

アドビ デジタルメディア事業統括本部 常務執行役員 統括本部長 浅野智氏のコメント

大成建設にAdobe Acrobat Signが採用され、建設業界のデジタル変革を支援できることを嬉しく思います。Adobe Acrobat Signは業務のペーパーレス化に留まらず、様々なデジタルツールと連携することで、長期の保管性や法的有効性を備えた文書のシームレスな管理を実現します。アドビは今後もビジネスワークフローに変⾰をもたらし、業務の効率化やDXの支援を続けてまいります。

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