TeamViewer(以下、チームビューワー)は、同社のエンタープライズ拡張現実(AR)ソリューション「TeamViewer Frontline Augmented Reality」が、製造パフォーマンスの最適化を支援する「SAP Digital Manufacturing」に統合されたことを発表した。
統合により、現場でのハンズフリーの作業が可能となり、技術者や製造現場の作業員は、作業員が装着するウェアラブル端末に表示されたすべての関連情報を閲覧できるという。また、ミスやダウンタイムの減少、安全性の向上、迅速なオンボーディングを実現するとしている。
また、作業員とSAP Digital Manufacturingでデータの流れを共有することで、製造工程の分析と改善、可視性の向上、パフォーマンスの追跡および強化が可能に。同ソリューションの導入は、製造業において、業務のみならず、追跡、コンプライアンス、品質管理の改善と向上にもつながるという。
既存の「SAP Extended Warehouse Management」「SAP Intelligent Asset Management」「SAP Field Service Management」に続き、今回の統合によって、設計から運用までの事業プロセスを、チームビューワーのARソリューションで網羅できるようになったとしている。
【関連記事】
・TeamViewer、SAPとの戦略的パートナーシップ締結で市場拡大を狙う
・TeamViewer、Viscopicの買収でMRテクノロジーなどを強化
・チームビューワー、「TeamViewer フロントライン」を販売へ 現場の管理者と作業者をつなぐ