日本IBMは日本電気(以下、NEC)との協業を拡大し、分散データ活用ソリューションを7月から販売開始すると発表した。同ソリューションは、NECが自社のサーバー、ストレージと「IBM Storage Scale」を組み合わせ、エントリーレベルから顧客規模に合わせて柔軟に拡張できるものだという。
今回の協業強化によりNECは、Express5800シリーズ、iStorageをIBM Storage Scaleと連携させたソリューションを提供。サーバー、ストレージ、ソフトウェアをシンプルに構成し、企業規模に応じてDX推進とAIやデータの活用を支援していくという。NECでは、既にIBM Storage Scaleのデータ保存場所を意識せずにデータへのアクセスを可能にする「拠点間データ連携機能(AFM)」やデータの導入・管理コストを低減する「データ階層化機能(ILM)」を検証し、その効果を確認しているとのことだ。
日本IBMは、IBM Storage ScaleをNECに提供することで、ソリューション・ラインアップを拡充し、オンプレミスのNASやクラウドに分散して保存されていたデータの連携強化を支援するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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