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2022年6月28日(火)13:10

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開発担当者必携!トラブル削減のための原則拾七ヶ条

【壱】書いてある要件はやらねばならない。書いてない要件はやってはいけない。


 システム開発において大切なことは、何を作るかについて開発依頼者と、開発受託者の認識しているものが一致していることです。そのために要件定義書は大変重要な書類となります。

要件誤りか? 要件理解誤りか?

 要件定義書は、一般的には日本語、つまり自然言語で記述されますので、同じ言葉を使っても違ったものを頭にうかべることがおこりえます。例えば、「1年満期の契約の満期日には…」といった処理記述があった場合、この満期日は1年後の同じ日でしょうか、それとも、その1日前? うるう年の時は? 正解をはっきりさせなくてはいけないですね。

 また「入力は、当該部門の担当者にのみ許される」と言った場合、当該部門の範囲や、臨時雇用のスタッフなどの扱いはどうなるのでしょうか? こういったことが曖昧では、セキュリティ上の入力権限チェックの仕組みがうまくできる保証はありません。

 どの業界にも、常識となっている事柄があります。そういったことについて開発受託者は必ずしも熟知しているわけではないので、要件定義書は可能な限り、記述について具体的であることが求められます。

 トラブルが起こると、よく要件誤りか、要件理解誤りかが問題になります。

 「これを、そういう風に読むの? かんべんしてよ…」とか、「こんなの常識じゃない…」とか、言い合う光景が目に浮かびます(常識なんて人によって違いますよね)。

 そして、極めつけが、「こんなの書いてなくても当たり前じゃない(規程には無いけれど)、うちのシステムでは必ずやることになっているのですよ…」などといった話になるケースです。

 この場合、逆もあります。「いつもこの処理が入ることになっているので、要件定義書には書いていないけれど、入れておきました」「ここだけ、このロジックがないのです。書き洩れと思って入れておいたのですが…」といった具合です。

 怒りたいのだけれど、どう怒ったらいいのだ・・という気持ちになります。やった方も、良かれと思って気を利かして、結果が始末書では…浮かばれないですね。

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以心伝心は禁物

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この記事の著者

菊島 靖弘(キクシマ ヤスヒロ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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