日立製作所(以下、日立)は、as a Service型ITプラットフォーム「EverFlex from Hitachi」(以下、EverFlex)において、ハイブリッドクラウドソリューションのポートフォリオを拡大し、パブリッククラウドと連携可能なオンプレミス基盤を9月19日より順次提供開始する。
具体的には、これまで提供してきたデータ基盤を中核としたITプラットフォームと、システムインテグレーションや運用の知見・ノウハウを分類し、ポートフォリオを10種類に拡大。顧客の課題に応じてこれらのポートフォリオから各種サービスを選択することで、適切なas a Service型ITプラットフォームを利用でき、課題を解決できるという。
同時に、パブリッククラウドとの連携強化に向け「仮想化基盤」を拡充するとともに、「ワークスペース基盤」を追加する。サービス概要と提供開始時期は以下のとおり。
- 仮想化基盤:パブリッククラウドとの連携を可能にする「コンテナ基盤」を追加。10月2日より提供開始する。また、オンプレミス基盤での運用を支援し、運用負担の低減とコスト適正化が可能
- ワークスペース基盤:パブリッククラウドとのセキュアな連携を可能にするとともに、クライアント端末の紛失や盗難時のデータ自動消去による情報漏えい対策なども備える。基盤全体の運用や監視は日立が実施するため、運用負担を抑えることが可能。10月16日より提供開始
日立は今後も、EverFlexのポートフォリオを強化・拡大していくとともに、生成AI活用においても、機密性の高いデータを保護しつつ、パブリッククラウドと連携できるオンプレミス基盤を実現するという。
【関連記事】
・日立システムズ、「License Guard」のクラウド版提供を開始 24時間体制で監視可能に
・日立、約20ヵ所のグループ拠点をつなぐエネルギー管理システムを導入 2025年にモデル化目指す
・大成建設、日立コンサルティングら3社と「建設承認メタバース」共同開発へ