SAPジャパンは、国内のビジネスプロセス革新を支援する目的で、AI分野でのパートナーエコシステムの構築を国内に展開すると発表した。
同取り組みの核となるのは「SAP Business AI」と、テクノロジーを持つパートナーとの連携だという。今後、生成AIや大規模言語モデルの技術も取り入れ、AIを活用したビジネスシナリオの幅を広げるとともに、ビジネスユーザーがその価値を消費できるようユーザーエクスペリエンスの向上にも注力するとしている。
グーグル・クラウド・ジャパン スペシャリスト営業統括 SAP事業開発部長 澤田大二郎氏のコメント
Google Cloudの生成AIを活用することで、お客様が、SAPシステムやその他のシステムに保存した多くのデータからより価値のある情報を引き出し、ビジネス変革をさらに推進することを期待しています
DataRobot Japan バイス・プレジデント/カントリーマネージャー 馬場道生氏のコメント
DataRobot AI PlatformとSAP Business AIの連携強化によって、お客様はビジネスにおける価値創出が容易になります。AI構築と運用、ガバナンスに至る包括的な支援を提供し、SAP社と共に、日本企業における国際競争力の維持・強化を目指してまいります
日本アイ・ビー・エム 常務執行役員 テクノロジー事業本部長 村田将輝氏のコメント
IBMのAIとデータのプラットフォームであるwatsonxは、SAP Business AIを通して様々なアプリケーションに組み込み、その目的を実現するのに効果的なプラットフォームです。日本IBMのサービス部門はそれらのアプリケーションの導入から運用までにおいて力を発揮します
日本マイクロソフト 執行役員 常務 パートナー事業本部長 浅野智氏のコメント
AI分野での両社の連携として、SAP SuccessFactorsソリューションとMicrosoft 365 CopilotおよびCopilot in Microsoft Viva Learningの統合は、企業が重要なリソースである人材を惹きつけ、維持し、効率的に育成できるよう支援します
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