SAPジャパンとアビームコンサルティングは、味の素グループであるAjinomoto (Thailand)(以下、タイ味の素)にSAP S/4HANA、SAP Analytics Cloud、SAP Datasphereを導入し2023年4月に稼働したことを発表した。
タイ味の素はASEAN地域における最重要拠点として活動している。全社マネージメント変革の一環としてデータドリブン経営の実現、また、基幹システムの保守期限対応などを背景に、SAP S/4HANAへの移行、SAP Analytics Cloud、SAP Datasphereを導入。システム導入・開発はSAP支援のもとアビームコンサルティングが推進したという。
これにより、SAP S/4HANAなどにあるデータをSAP Analytics CloudとSAP Datasphereを連携活用することで、複数軸での業績管理と分析、予算・見込みデータと連携し予測シミュレーション機能への活用もできたとしている。また、SAP S/4HANAへの移行にともない、クラウド化とアドオン削減も実施したことで、維持運用コストも削減できたとのことだ。
今後、タイ味の素は、予測・機械学習を含めたSAPのソリューションを活用し経営管理の高度化を図るとしている。さらにタイ味の素のソリューションを他のASEAN拠点へ展開することも見据えているという。
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