SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Data Tech 2022

2022年12月8日(木)10:00~15:50

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

比較で学ぶHyper-V 2.0

ライブマイグレーション機能の実装によりVMWareと同じ土俵に上がったHyper-V

第4回

仮想環境を利用すると、従来の物理サーバー環境では考えられなかった柔軟なシステム運用が可能になります。今回はそのような運用容易性を高める機能の代表である「仮想マシンの動的移行」を中心に解説します。

[比較8]:仮想マシンのホスト間移行機能

 Hyper-V 1.0では、Quick Migrationと呼ばれる仮想マシンのホスト間移行機能を提供していました。

 Quick Migrationは仮想マシンの可用性を高める手段として有効ではあったものの、二つの課題がありました。一つは仮想マシンの移行時に停止時間が発生してしまうこと。もう一つは、原則として仮想マシンごとに専用のLUNを設ける必要があることです。

 Hyper-V 2.0では待望のLive Migration機能、そして新しいファイルアクセス方式であるCluster Shared Volumes (CSV)の実装により、Quick Migrationの二つの課題を解消します。

仮想マシンの無停止移行を実現するLive Migration

 Quick Migrationによる仮想マシンの動的移行では、仮想マシンの状態を一度ディスクに保存してから移行先のホストで立ち上げる仕組みになっていたため、移行時に仮想マシンの停止時間を必要としていました。

 これは、ノートPCの休止状態を想像していただくと良いかもしれません。ディスク上にメモリの状態などを書き込んでおくことで、後から同一の状態を再現します。ただし、休止モードではメモリデータを同一のマシンで読み込むのに対し、Quick Migrationの場合は移行先マシンでそれを読み込むことによって、仮想マシンの移行を実現します。

 そのため、仮想化の最大の特徴の一つであるハードウェアとOSの分離は完全なものではなく、たとえばハードウェア保守によるサーバー再起動や、ハードウェアリプレイスなどによる影響は少なからず残ったままでした。Hyper-V 2.0で新しく提供されたLive Migrationは、VMwareにおけるVMotion相当の機能であり、仮想マシンを停止させることなく異なるホストに移動させることができます。

次のページ
Live Migrationの仕組み

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
比較で学ぶHyper-V 2.0連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

前島 鷹賢(マエジマ タカマサ)

Microsoft MVP for Virtualization - Virtual Machine日本アイ・ビー・エム(株)に勤務。MicrosoftやVMware製品を中心としたx86インフラ環境の設計・構築に従事。特にWindowsサーバー/クライアント環境のシステム管理・監視、セキュリティ、サーバー仮想化などの分野...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/1984 2009/12/01 07:00

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年12月8日(木)10:00~15:50

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング