ビジネスにおける思考法のひとつに、ロジカルシンキングがある。自分の意見を上層部などに伝えるとき、ロジカルシンキングは有効な手段となるだろう。しかし、従来のロジカルシンキングの核である「正しく、わかりやすく伝える」ことは、我々のアウトプットの品質を同質化させてしまう危険性を併せ持つ。そのような懸念に対し、『シン・ロジカルシンキング』(望月安迪著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)では、従来の論理的思考に情理の側面を加えた新しいロジカルシンキングの手法を提示する。経営層や部下に意見を「伝える」面で課題を抱えているIT部門リーダーにも、必要となる思考法ではないだろうか。
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