2024年10月15日、東芝デジタルソリューションズは、「GridDB Enterprise Edition」の新バージョン(以下、「GridDB 5.7 EE」)と「GridDB Cloud」の新バージョン(以下、「GridDB Cloud 2.5」)を提供開始した。
GridDB 5.7 EEは、ペタバイト規模のデータを扱うIoTシステムにおけるサーバーやネットワーク機器などの障害に対する復旧対応能力と、複雑な分析処理を行う際のシステムの安定性を強化したという。GridDB Cloud 2.5ではサービスラインアップを強化し、月額8万円台からスタートできるプランを追加したとのことだ。
GridDB 5.7 EEの詳細は以下のとおり。
- 大規模システムにおけるサーバーやネットワークなどの障害対応能力の強化:障害が起きたサーバーとの切り離し処理時間を20秒前後に短縮。また、データベースの更新処理途中で障害が発生した場合、正常な状態に戻す時間を従来の約5分の1に短縮した
- 大量データの分析における検索処理時のシステム安定性向上:リソースの配分を最適化したことで、重い検索が実行されても他の処理への影響を小さくし、システムとしての安定性を向上させた
- Python対応の強化:データベースにアクセスするクライアントサイドにおいて、Python標準のDBAPI2(Python言語におけるデータベースアクセスの標準API)をサポート。PythonでのSQLインターフェース利用が可能になった
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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