積水ハウスとAIQは、自ら情報を収集して疑問を解決したい住宅検討層に向け、実際に積水ハウスで住宅を建てた顧客(以下、オーナー)のAIクローンに質問できる「AIクローンオーナー」チャットサービスを提供開始した。
AIクローンオーナーでは、Instagramで住まいづくりの進め方やこだわりのインテリア・ライフスタイルを発信している3人のオーナーインフルエンサーの協力により、彼らのありのままのInstagram投稿をAIで分析・学習させ、投稿の傾向をもとに本人のように応答できるAIクローンを構築。このAIクローンとのチャットは、SNS上で直接質問する際の心理的ハードルを下げながら、時間を問わず気軽にリアルな声を聞けるサービスとして、住宅検討層の要望に応えるという。
AIクローンオーナーチャットサービスの特徴
- 24時間365日アクセス可能:AIクローンオーナーが常時ユーザーの質問に対応し、時間や場所を問わず利用できる
- 心理的ハードルの低減:直接オーナーに連絡する必要がなく、気軽に質問や相談が可能
- リアルな体験談の提供:オーナーの実体験に基づいた具体的な情報で、ユーザーの疑問や不安を解消する
- 多様なオーナーからの視点:3人のオーナーインフルエンサーから、様々なライフスタイルや家づくりのこだわりを学べる
AIQが提供した特許AIクローン技術について
今回のAI技術は、AIQが提供する「デジタルスタッフ」を活用。デジタルスタッフとは、人のインサイトを可視化する「プロファイリングAI」とLLM(大規模言語モデル)の技術を掛け合わせて、本人さながらのコミュニケーションが可能なAIを生成するサービス。この取り組みは、企業とオーナー、さらには未来のオーナーが時間や場所を問わずにつながり、リアルな声を共有できる未来を提供するという。
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