KDDIとアルティウスリンクは、11月11日より、「KDDIお客さまセンター」における生成AI活用などのDX知見を活かし、カスタマーサポート領域の新事業プロジェクトを開始した。
同プロジェクトでは、アルティウスリンクがカスタマーサポートサービスを提供し、新製品・サービスの実証実験を行うパイロットセンターを構築。加えて、KDDIお客さまセンターのDX知見を活用したコンタクトセンターソリューションの提供を目指すとしている。
パイロットセンターの構築
カスタマーサポート領域における、新サービスの開発に向けた実証実験を行うパイロットセンターの構築を開始する。2024年度中には、顧客がパイロットセンターを見学できる環境を整え、2025年度以降には実証実験のデモを体験できるショールームにしていくという。パイロットセンターで見学・体験した法人顧客の声を反映し、新製品・サービスのさらなる提供価値向上を目指すとしている。
KDDIお客さまセンターの知見を生かしたコンタクトセンター特化型LLMアプリケーションの拡充
両社はELYZAと連携し、対話要約や文章生成などの業務を効率化するコンタクトセンター特化型LLMアプリケーションを開発、このアプリを「Altius ONE for Support」の標準機能として提供する。KDDIお客さまセンターのDX知見をもとに、パイロットセンターの実証実験を通じて新たなアプリを開発し、コンタクトセンター特化型LLMアプリケーションのラインアップを拡充するという。これにより、コンタクトセンター運営サービスの品質強化・データ分析の高度化・コスト削減を実現していくとしている。
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