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『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZine Press

2024年最も読まれた記事は?AIやERP、情シスの変革、サプライチェーンセキュリティ……

年末特集:2024年の人気記事ランキング ベスト20

 読者の皆さまにとって2024年はどのような年になりましたか。今年は、引き続き「生成AI」をはじめとしたテクノロジーが市場を席捲。その傍ら、大きなセキュリティインシデントも相次いだ年となりました。まさにトレンドの移り変わりが激しい1年、2024年1月1日~2024年12月25日に掲載した記事をEnterpriseZine編集部が独自に点数付けしました。はたして、2024年最も読まれたのはどの記事なのか、新年を迎える前にトレンドを振り返りましょう。

AIの実装が進み、セキュリティインシデントが多発した2024年 ランクインした人気記事は……

 2024年は、引き続き「生成AI」が話題の中心にいた年となりました。特に各社が「AIエージェント」を投入したり、既存製品への組み込みが加速したりと、その焦点は「どう使うか」から「いかに使いこなすか」に移っています。また、2024年はセキュリティインシデントの報告数が増加した年でもありました。何と言ってもKADOKAWAを狙ったランサムウェア攻撃は世間に大きな衝撃を与え、プルデンシャル生命保険やNTT西日本では内部不正による情報漏洩などが発生。これを受けて、IT/セキュリティ担当者だけでなく、経営陣が真剣にサイバーセキュリティの必要性を受け止めはじめたことも印象的でした。

 では、他にはどのような出来事が起こったのか、どのようなトピックの注目が集まったのか。EnterpriseZine編集部は、2024年1月1日~2024年12月25日に掲載した記事を独自に点数付けし、人気のあった上位20位をランキング形式でまとめました。ぜひ、2024年の人気記事を参考に、来年のヒントをつかんでいただけますと幸いです。

11位~20位:「AIによる成果」に関心が寄せられる

11位

12位

13位

14位

15位

16位

17位

18位

19位

20位

 2024年のランキング20位から11位までを見てみると、やはり「AI」が1つのキーワードと言えるでしょう。とはいえ、昨年のように「生成AIとは何か?」「どのように使うのか?」「RAGとは何か?」といった概論から、「どのようにすれば生成AIで成果を出せるのか」という、より具体的な企業事例に注目が集まりました。昨年PoCを実施し、2024年から本格的に生成AIの予算が付いたという企業は少なくなく、その費用対効果(ROI)を出さなければいけないフェーズに差し掛かってきた状況が透けて見えます。

 また、「TiDB」に関する記事がランクインしており、NewSQLへの移行を考えている読者が着実に増えているようです。さらにキーワードとして目立ったのは「人材育成」。まさに昔からの変わらない命題ともいえるテーマですが、昨今「デジタル/IT人材」「DX人材」が叫ばれていたところが「AI人材」「データ人材」の育成に励むという企業も増えてきたように見受けられます。そうした企業では“情シスの変革”に着手しているところも多く、人手不足の状況下でいかにツールを使いこなしながら、情シスが企業変革(≒DX)に寄与していくべきか。人材育成を含めて、あらためて見直されているようです。

1位~10位:ソニー、富士通、トヨタ自動車……大手企業に注目

1位

2位

3位

4位

5位

6位

7位

8位

9位

10位

 そして、2024年1位に輝いた記事は、まさに生成AIの活用に邁進しているソニーグループの記事でした。安全性を担保しつつ全社員が生成AIを利用できる“AIの民主化"を進める同社では、具体的にRAGを用いながら試行錯誤しているという点で、高い関心が寄せられたようです。同社には先日の編集部主催イベントで、取り組みの最新状況について語っていただいており、その様子をまとめたイベントレポートも年明けに公開予定ですのでお見逃しなく。

 そして、2位に続いたのは富士通が推し進める「フジトラ(Fujitsu Transformation)」の鍵となる、財務データの活用に関する記事でした。同社の取り組みについては、6位に「ソブリンクラウド」に関する事業展開についてインタビューしている記事もランクイン。大きな企業体であるが故に、新たな事業展開はもちろん、変革の道程に興味をもつ読者も多くいたようです。

 また、「サプライチェーン」も大きなトピックであり、4位にはサプライチェーン最適化にも寄与すべく、トヨタ自動車がSnowflakeの本格活用に踏み切ったという内容の記事。5位は、「サプライチェーンセキュリティ」の強靭化にもつながる、経済産業省が進めている“5段階格付け制度”を含めた、セキュリティ動向を語っていただいた記事がランクインしました。まさしく2025年は「サプライチェーン」がより大きなトピックになると、EnterpriseZine編集部は考えています。

 1つは、物流・供給網としてのサプライチェーン。これは震災や水害などに備えたBCP(IT-BCP)にもつながりますが、人口減少が続く中でも複雑化するサプライチェーンをいかに最適化できるか。ここにはIT・デジタルの力が欠かせません。もう1つは、セキュリティ観点でのサプライチェーン。SBOMをはじめとしたソフトウェアサプライチェーンはもちろん、子会社や取引先を含めてサイバーセキュリティ体制を整えなければ、巧妙化する犯罪者にあっという間に穴を突かれてしまう状況です。ここにいかに取り組んでいくべきか、そのヒントとなるコンテンツを引き続き発信してまいります。

 さて、2024年の人気記事ランキングは、皆さまの目にどのように映りましたでしょうか。依然として先行きに不透明感が漂う中、AIやデータを活用してDXにつなげようとする姿が目に焼き付いた1年だったと感じます。

 そして、2025年も「IT」が果たす役割の重要性は変わらず、変革を先導していく読者の皆さまを引き続き応援していきます。どうぞ2025年もご愛顧の程よろしくお願いいたします。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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