ジールは、三菱商事がグループ全体でのデータ活用に向け推進するグループ統合データ基盤プロジェクト「DATA SMART」において、データ分析の高度化を支援するジールのオープンデータ提供サービス「CO-ODE(コ・オード)」が採用されたと発表した。
三菱商事が推進するDATA SMARTは、三菱商事およびグループ企業が保有するデータを将来、横断的に利用できるようにするためのグループ統合データ基盤。まずは三菱商事グループ各社がDATA SMARTを通してデータのサイロ化を解消し、個社のさらなるデータ活用を促進することを目指しているという。各社が最適管理するデータをグループ企業間やグループ外企業と連携することで、社会課題の解決に向けたさらなる価値創出を目指すとしている。
ジールのCO-ODEは、国や自治体が公開しているオープンデータを活用可能な形に加工し、配信・提供しているサービス。オープンデータはそのままではデータ分析に活用することは難しく、データ分析担当者による加工や更新作業が必要だが、CO-ODEにより様々なオープンデータの収集・加工・更新の作業負荷を軽減できるため、オープンデータの利用が容易になるという。 自社データとオープンデータを掛け合わせた要因分析・原因分析・将来予測などを可能にし、企業のデータ分析の高度化を支援するとのことだ。
【関連記事】
・三菱商事、IIJ、PFNが「AI向けクラウドサービス」提供に向け新会社設立 2026年に業務開始
・みずほとNTTデータグループ、「tsuzumi」を基盤に「〈みずほ〉特化型モデル」開発へ
・NTTデータ、AWSの新サービスを活用したデータ分析基盤サービスを提供 AI・データの民主化推進へ