2025年3月12日、ニュートン・コンサルティングは、明電舎による「サイバーセキュリティ対応能力向上研修」の導入事例を公開した。

明電舎は、サイバーセキュリティの強化を目指して、全社の各部門に情報セキュリティ責任者(SIRTマネージャ)を選出し、体制を構築。SIRTマネージャ向けの基礎研修を実施するにあたり、同研修サービスを導入したという。管理職層であるSIRTマネージャ向けに内容をカスタムし、社内規程などにも対応したオリジナルのオンライン研修を設計したとのことだ。
SIRTマネージャには、現場での実効力を高めるために管理職を選出していることから、必ずしも全員がサイバーセキュリティに詳しい状態ではないという課題があったという。そこで、今回のプロジェクトは「基礎知識を伝えること」「サイバーセキュリティに対する当事者意識を高めること」の2点を目的に実施。研修当日は、他社のサイバー被害事例や、サイバー攻撃デモ動画を紹介するとともに簡易演習も行い「有事の際にどのように対応すべきなのか」「社内にはどのようなルールがあるのか」などを各自で検討する時間も確保したとのことだ。このように参加者が主体的に考える研修を設計し、サイバーセキュリティの「自分事化」につなげたとしている。
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