「舛添政治カレッジ」を母体に「舛添新党」結成!?
民主党、自民党の地方組織や議員個人が、相次いで政治家の卵を育てるための「政治塾」をスタートさせている。これらは、来る参院選、2011年春の統一地方選での候補者発掘を狙ったものだ。
昨年の衆院選で大勝した民主党は、与党でありながら、地方議員の数は極端に少ない。 一方の自民党も野党に転落して以降、人材不足に悩んでいる。そこで、政治家を目指す人、志を抱く人に、政治に関する勉強の場を与えると同時に選挙のノウハウを叩き込み、人材囲い込みを図ろうというわけだ。
先般、前厚生労働大臣の舛添要一が、先の衆院選で苦杯を舐めた落選議員を集め「舛添政治カレッジ」を立ち上げた。
昨今の各種世論調査で、次期首相に適当な政治家ナンバーワンにも輝いただけに、存在感の薄い自民党総裁の谷垣禎一に代わり「舛添総裁」を望む声、あるいは、この「舛添政治カレッジ」を母体にした「舛添新党」結成の憶測も出ている。
鳩山由紀夫、邦夫兄弟が設立した「鳩山友愛塾」は、祖父で元首相の一郎が掲げていた「友愛」の精神を広めるために、実姉の井上和子を塾長に2008年4月に開塾した。期間は1年で、各界の著名人が講師を務め、講義は毎回、鳩山会館で開かれる。
来年度は由紀夫の首相就任による公務多忙で休止するようだが、永田町では兄弟の不仲説や2人が母親から月1,500万円もの資金提供を受けていた問題の影響を指摘する声も聞かれる。