三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)は、グループベースのAI戦略の推進と企業変革の加速に向けて、アーメッド・ジャミール・マザーリ氏が、AIトランスフォーメーションアドバイザーとして就任したと7月8日に発表した。
企業変革に向けて東京やシンガポール、ほか地域を含むグローバルベースでのAI推進体制整備、グローバルトップのAI人材獲得と育成体制構築によるカルチャー変革、全社ベースでのAI活用を支えるデータインフラ整備、コア業務へのAIエージェント導入などをマザーリ氏がけん引するという。
また、同グループはマザーリ氏と共同で、企業向けにAIエージェントに関連するソリューションの開発・導入支援を行う事業会社をシンガポールに設立するとのことだ。複雑な業務環境の中で、AIエージェントが学習・推論し自律的に稼働する仕組みを提供する予定であり、SMBCグループをファーストカスタマーとして、AIエージェント導入を推進し、将来的にはSMBCグループの取引先をはじめとする法人顧客へのソリューション提供を展望しているという。
新会社は、マザーリ氏がCEOに就任する予定であり、グローバルベースで優秀なAI人材を集め、事業開発を加速していくとのことだ。
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