2025年10月21日、ドリーム・アーツは、ALSOKが大企業向けクラウドサービス「InsuiteX」および「SmartDB」の本格運用を同年4月より開始したと発表した。ALSOKでは、国内グループ会社71社を含む16,000人超のユーザーが新たな業務プラットフォームを活用している。
背景には、2021年策定の中期経営計画「GD2025」でのDX推進方針と全社の業務効率化・情報連携強化へのニーズがあるという。従来のオンプレミス環境から、柔軟性の高いクラウド基盤への移行を進め、全国2,600以上の拠点、36,000人規模に対応するため、セキュアで大規模利用実績のあるInsuiteXとSmartDBの選定に至った。

イメージ:企業ポータルInsuiteXと文書管理SmartDBで新たなDX戦略基盤を構築
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InsuiteXは経営層から拠点への通知や通達など、情報伝達を支えるポータル機能を提供。一方、SmartDBは文書管理や複雑なワークフローなど業務のデジタル化を実現し、業務用車両約10,000台の管理情報の集約・データ活用や、CO2排出量の分析による環境対策も進んでいる。また、入札対応管理や臨時タスクの進捗共有など、現場の業務改革にも寄与しているという。

イメージ: 企業ポータルInsuiteXと文書管理SmartDBの連携
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導入から半年が経過し、組織マネジメントの精度や業務効率向上など、DX基盤による成果が現れ始めているとした。加えて、SmartDB Certified Specialist資格を持つ約140人のDX人材が、現場主導で業務改善を進めている。今後は、さらなるBPR推進とデータ駆動経営強化が期待される。

イメージ:SmartDBによる車両管理業務のデジタル化
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