IFSは2025年10月28日、英国にて2025年度累計決算を発表した。産業用AI分野における実績拡大により、年間経常収益(ARR)は前年比22%増を記録。加えて、クラウド収益は前年比31%増、経常収益は前年比20%増となり、総収益の82%を占める結果となった。
 
IFSの産業用AI「IFS.ai」は、製造業や資産保守、サービス業などの複雑なオペレーションに対応可能なソリューション。Arcelor Mittalや日本航空など、グローバル企業の基幹業務への本格導入が進んでおり、案件規模や顧客基盤の拡大が決算成長の原動力になっている。
IFSは、業界特化型のAIによるインテリジェンスをシステム全体に組み込むことで、リアルタイム意思決定の最適化や業務プロセス統合、大規模な効率改善を推進している。Nexus BlackなどのAIイノベーションアクセラレーターや、TheLoops買収によるAIワークフォース機能の強化も進めた。さらに、7Bridges買収でサプライチェーン・物流の最適化能力も強化している。
経営陣は、収益の安定成長とイノベーションへの継続的投資が顧客価値を高めていると強調した。
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                    EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ) 「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。 ※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です 
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