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日本のデータベース研究最前線

特定時点の地図を生成する時空間GIS

第34回 過去のデータを蓄積しながら地図情報をデータベース化する


GIS(Geographic Information System:地理情報システム)を用いることにより、従来の紙ベースの地図では困難だった地理情報の高度利用が可能となっている。例えば、過去の地図と現在の地図を比較して地物の変化を知る応用は典型的である。しかし、そのためには過去の地図をデータベース化しておかなければならないが、これは大変コストのかかることである。今回は、デジタル地図を更新するときに過去の地図データを捨てず、実在時間(validtime)を用いて通時的に蓄積していくことでこの問題をクリアするという、時空間GIS「STIMS」の研究/開発を紹介してもらう。 (DB Magazine 2007年6月号より転載)

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この記事の著者

大沢 裕(オオサワ ユタカ)

埼玉大学大学院理工学研究科教授。1978年信州大学大学院修了。工学博士。現在の専門は時空間情報管理システム。毎年開催の国際会議ASGISを設立。IEEE、ACM、電子情報通信学会、情報処理学会など会員。GIS学会理事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/254 2007/12/07 14:38

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